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古賀事件1

話は更にさかのぼる。
平成15年9月に私の事務所に税務調査が入った。
税務申告に特別不審点があったわけではなく、単なる定期的な調査だという。調査理由など、どうでもよかったので、まともに聞きもしなかったが、仕事の忙しい時期だったので、非常に迷惑なことではあった。

調査に来た税務職員は、名古屋中税務署の竹山孝財務事務官(特別国税調査官)と、河地隆雄財務事務官(特別国税調査官)の二人である。
彼らは、9月24日に事務所に来て、一日中通帳や請求書、領収書等の資料を調査し、11月12日に再度事務所に来て、前回調査したその通帳等の資料をかたっぱしからコピーして帰って行った。
そんな頃である。気味の悪い事件が起きたのは。

11月27日、その日は私の外出中に、中川税務署の古賀と名乗る男から、事務所に執拗に電話が入り、その処置で一日を棒に振り、当日の仕事の予定を大きく狂わされた。

最初に電話があったのは、午前11時30分頃である。
聞きたいことがあるから、所長にかわってほしい、というので、留守番の事務員でもある妻は、所長は外出中で留守だと告げた。
「半面調査で聞きたいことがある。いつ戻るんです!」」
男は詰問するように、厳しい口調で言った。
「帰社時間は、はっきりしていませんが、昼頃、一度事務所に戻るかもしれません」
「では、昼頃、また電話する」
12時30分頃、またその男から電話がかかってきた。
「まだ、戻っておりません」
事務員の妻が言った。
「昼頃、戻ると言ったじゃないですか!そのために近くまで来てるんだ」
「すみません、まだ戻ってきてませんので」
「所長がいなければ、あんたでもいい。所長が帰るまで事務所で待たせてもらう」
「すみません。いつ、戻るかわかりませんので」
そう言って電話を切ると、15分ほどしてまた電話がかかってきた。
「所長は、まだ戻らないのか」
「まだ、戻りませんが」
電話を切っても、10分ほどすると、また電話があった。その後、10~15分間隔で電話があり、
「まだ戻らないのか」「連絡はとれないのか」「所長の携帯電話の番号を教えてほしい」「明日の予定はどうなっている」
などと、何度も何度も電話をかけてきた。

私が事務所から連絡を受けたのは、その男からの電話が5~6回に達した時だった。
話の内容から異常な事態を感じ、連絡を受けるとすぐに外出先から携帯電話で、中川税務署に問い合わせた。
すると、電話に出た総務課長は、古賀という名前の職員は、うちにはいないと言うのである。
(そんな馬鹿な!)
その男は、確かに中川税務署の古賀と名乗っていたということを強調し、着信表示された古賀と名乗る男の携帯電話の番号も伝えて、もう一度、詳しく調べてもらうように頼んで電話を切った。そして、午後からの仕事の予定を急遽変更し、そのまま急いで事務所に向かった。

その後も、古賀と名乗る男からの電話は続いた。

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