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取調べ3

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房を出て留置担当官の休憩場の壁に掛かっている時計を見た。7時を指していた。遅い取調べである。

山本刑事は、いつも若い伊藤昌弘という巡査を伴ってくる。
この日は、竹山財務事務官(特別国税調査官)らの税務調査に関する部分についての供述調書が作成されたが、その作成に、就寝間際までかかってしまった。昼間時間をもてあましているのだから、もっと早く取調べにくればよさそうなものなのに。

私は先日話したつぼ破損の件を持ち出した。
すると、山本刑事は、
「それは、器物損壊罪にはならないんじゃないの」
と言ってきた。
「持ち上げて投げつけたり、手で払い落としたりしたものじゃない。出て行くとき、肩に触れて割れたらしいが」
故意ではなく、過失だと言うのである。過失では刑法上の器物損壊罪は成立しない。
12日に私から話を聞き、竹山財務事務官らに事情を訊いたのだろう。
故意でなければ、つぼ代金の賠償は民事訴訟で求めるしかない。もちろん、警察がそんなことをわざわざ言うことはなかったが。

本事件で警察に出頭する前に、私は、国税庁長官らに送りつけたつぼ破損の現場写真や請願書、並びに郵便物配達証明書等のコピーをO弁護士に渡してきた。
と同時に、つぼ破損の現場写真を、ネガフイルムとともに持参して警察に出頭したのである。

O弁護士は、私が警察に出頭するとともに、それらを裁判所と検察庁に送っている。その時点ですでに事件がでっち上げられてしまっていたが、逮捕による取調べで、冤罪事件が固められてしまうのを恐れたからである。
それと、警察が逮捕状を持って逮捕しに来た時点では、まだ罪状がはっきりしなかっただけでなく、権力の介入がどこまで及んでいるかわからなかった。

警察は権力や時の実力者に容易になびくが、検察は必ずしもそうではない。検察官独立の原則というものが確立されており、他省庁や政治家の介入に簡単に迎合するものでもないから、警察と連動して動くかどうか、わからなかったのである。
警察と検察の連動がなければ、逮捕後の取調べで真実が立証されれば大事には至らない。そのために打った先手手段だった。

警察は竹山財務事務官がつぼを割ったことを知らなかったし、竹山財務事務官もその事実を述べていなかったことがはっきりした。
私が持参したつぼ破損の現場写真は調べようともしなかったが、O弁護士が検察に送っているはずのつぼ破損の現場写真も、警察は見ていないのだろうか。

《つぼ破損の現場写真》 画像をクリックすると大きくなります

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《請願書等の配達証明書》 画像をクリックすると大きくなります

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コメント

警察という奴は、嘘をついても、その嘘が平気で正当化されてしまいます。
真実を歪曲しても警察の嘘がまかり通る。
こんな警察なんか絶対、信用できません。
この様な、人間に育てた警察官の親の顔が見たい。
ちなみに、警察と言うやからは、警察の間違いに気付いても、警察の間違いを正さない。しかし、真実に勝るものはありません。頑張ってくざさい。

投稿: 衛藤 典雄 | 2006年9月20日 (水) 20時20分

コメントありがとうこざいました。世間も役所もうそが平然とまかり通り、まじめな人間が馬鹿をみるような時代になっているような気がします。
正直者が報われるような社会の実現を目指し、国の指導者には特に襟を正してほしいと思います。

投稿: 管理人半兵衛 | 2006年9月20日 (水) 21時43分

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