調査結果の説明2
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年が明けた。
平成16年1月15日、事務所の郵便受けに、臨宅通知書と書かれた紙切れが配布チラシやダイレクトメールに混じって入っていた。紙切れ一枚であるから、うっかり捨てるところであった。
その臨宅通知書には、次のように書かれてあった。
「臨宅通知書 平成16年1月15日 ○○○○様 本日、11時20分頃、あなたの所得税調査のためお伺いしましたが、ご不在でした。つきましては、平成15年12月12日に、あなたに説明しました調査所得金額及び調査所得税額並びに消費税、地方消費税の課税標準額及び消費税の調査額について、再度説明いたしますので、1月16日(金)17時までに下記担当者まで連絡ください。 なお、連絡いただけない場合は、文書(更正通知)により、平成12年分、平成13年分及び平成14年分に係る所得税並びに消費税及び地方消費税につきまして、通知いたします。 記 連絡先(担当者) 名古屋中税務署 個人課税部門 特別国税調査官 竹山 電話 962-3131 内線2301」
臨宅通知書をみて、竹山財務事務官に電話した。
「説明するんですか」
と私が言うと、説明するから、時間をとってくれ、と言う。
「どなたが立ち会うんですか」
「私の部下が立ち会う」
「部下?前回も部下でしたが、まともに説明してくれませんでしたね。詳しく調べてると時間がかかるから推計したとか、わからないところは全部所得漏れにしただとか、そんな説明でしたね」
私が言うと、
「そんなことは、言ってませんよ」
と、竹山財務官は、妙に落ち着いた口調で言った。電話の向こうで人を見下したような態度が窺われた。
「言ってないって!確かにそう言ったじゃないですか、竹山さん」
私は語気を強めた。
「言ってないですよ」
と竹山財務事務官は、今度は不機嫌そうに答えた。
調査金額を提示した昨年12月12日の話のやり取りが録音されていれば、それを目の前に突きつけて聞かせてやりたい気持ちだった。
証拠が出せるものなら出してみろ。竹山財務官には、そういった傲岸不遜な態度が現れていた。
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