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礼状

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平成16年3月7日、私は保釈されたときの率直な気持ちを、礼状にしたためた。

礼 状

名古屋地方裁判所刑事第4部
裁判長裁判官 沼里 豊滋 様
    裁判官 田邉 三保子 様
    裁判官 安達 拓 様 
 
     記

1.このたびは、平成16年3月3日名古屋地方裁判所小松秀大裁判官のなした保釈請求却下決定に対して申立てをした、被告弁護人による準抗告において、同月4日原裁判を取り消し、被告人の保釈を許可していただき、誠にありがとうございました。
被告人の立場を深く理解して下さり、状況判断の的確さや公平さ、人間に対する温情等というものに、私はもとより、妻や弁護人ともども、歓喜しました。

2.同年2月7日中警察署に出頭して逮捕され被疑者となった後、自分の言い分を聞いてもらうことがいかに大変かということを痛感し、不自由な身のもどかしさを、この1ヶ月間、いやというほど味わってきました。
一旦被疑者として扱われると、そもそも最初から不公平な立場に立たされ、劣勢を挽回することはもはや不可能で、非常に不利益を受けるものだということを痛感し、法の制度、裁判制度にも、生意気ながら疑いを挟むような気持ちになっていたことは否めません。

3.起訴された当日の保釈請求が却下された段階で、これで保釈が認められるようになるのは、早くても数ヵ月後だと覚悟しましたが、継続中の仕事の処理のことを考えると、正直言って暗然たる思いでした。それが翌日に、一転して保釈が許可されるようになるとは夢にも思いませんでした。
感謝の意を表します。

4.実は3月4日は、留置場にいた私のもとに、保釈請求却下決定書が届き、次いで昼近くには私の妻が面会に来て、中学1年の長女と小学1年の次女の手紙を差し入れして帰って行きました。
その幼い次女の手紙には、私が家に帰ってきた夢をよく見るということが書かれていましたが、その夕方には、それが夢ではなく現実になったのです。

5.もちろん、保釈されたとはいえ、すべてが終わったわけではありません。いうまでもなく、これからが、むしろ長く厳しい戦いである裁判の始まりです。
しかし、このたびの感動を決して忘れることなく、常に人間として恥ずかしくない人生を歩んで生きたいと思っています。保釈における指定条件を順守することはもとより、当面の裁判においても、事実、真実のみをありのまま主張し、立場上、敵対関係になった相手に対しても、本質的な人間と言う立場だけは、決して軽視しないよう対応していきたいと思っています。

6.昨今は、犯罪の増加により、裁判処理の仕事量も膨大なものになっており、過酷な労働環境にあるものと存じます。非常に責任の重いお仕事でしょうが、ご健康に留意され、今後ともご活躍されんことを心より祈っております。

平成16年3月7日
               ○○○○○○○○○○○○○○○
                         ○ ○ ○ ○
 

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