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証拠検討:1

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検察側が提出してきた証拠に、私と弁護団で、順次検討が加えられた。
員面調書、検面調書の内容を検討した。応接室における犯行時の状況である。
まず、録音テープの内容につき、署長同席での説明に
「わかりました」
と言っていることを、竹山孝財務事務官(特別国税調査官)本人が否定しているが、これは実際に会話の内容が録音されているテープを証拠として提出することで、供述の信用性を切り崩せるはずである。

次に、応接室における写真撮影の回数である。
竹山、河地両財務事務官とも、写真撮影は2~3回あったと供述している。

①河地財務事務官の員面調書
Burogu_005

「私と竹山さんに向かってシャッターを2、3回押して写したのです」
「こんな状態では説明できないので撮影はやめてください」と言ったところ、しばらくやめたが、その後、「再びカメラを手に持ち、私と竹山さんに向かって写真を撮り始めた」
今度は、「撮影を中止するよう頼んだのですが、写真撮影を続けていた」という。

②河地財務事務官の検面調書
Burogu_006

「興奮し出して、自分の右腰の脇に置いてあったカメラを手に取り、そのカメラで私と竹山の顔を交互に撮影し始めました」
「そんなことをされては説明ができません」と制止したところ、「2、3度シャッターを切っただけで撮影を止め、カメラをテーブルの上に置きました」
「署長の前で説明すると言った、言わないのやり取りを繰り返し」た後、「さらに興奮して、テーブルに置いてあったカメラをもう一度取り上げ、それで私たちの顔を撮影し始めました」
「このときはいくら制止しても○○は撮影を止めようとはしませんでした」
「そのため、竹山はソファーから立ち上がり、私の前を通って、その部屋の出入り口近くまで移動しました」

③竹山財務事務官の検面調書
Burogu_007

「○○は、突然カメラを取り出して、1メートル余りの至近距離から私の顔を、パシッ、パシッ、パシッというシャッター音をさせて3回ほど連続して写真に撮りました」
「私と河地が慌てて制止すると、このときは○○もすぐに写真を撮るのは止めました」
「そのうち、○○は興奮してきて、またカメラを使って私と河地の顔を交互に何度も繰り返し撮影しだしました」
「今度は私たちがいくら制止しても、撮影を止めようとはしませんでした」
「自分が写真撮影を許容していないことを態度で示そうと考えて、ひとまずソファーから立ち上がり、河地の前を通って、その部屋の出入り口の方へに移動しました」

④私の検面調書
Burogu_004_1

「私がやり取りをテープに録音しようとすると、今お話したとおり、そんなことでは説明できないなどと言って、ソファーから立ち上がりましたので、私はそのときの竹山さんと河地さんの様子を用意してきたカメラで2枚の写真に撮りました」
「この日、私が応接室の中で竹山さんたちを撮影したのは、このときの2枚だけでした」

竹山、河地両財務事務官の供述は、警察が作成した実況見分調書とほぼ符合している。
但し、平成16年1月27日撮影の写真撮影報告書は、河地財務事務官が、立ち上がって右手で持った書類で顔を隠す状態は写っていないが、2月23日の撮影の実況見分調書にはそれが写っている。

Bulogu_048_1

これは、後に私の撮影した現場写真を警察か検察に見せられて、当初の供述を変更し、その写真の事実に近づけてきたものと思われる。河地財務事務官は実際は左手で書類を持って顔を隠したのだが、実況見分調書では右手で書類を持って顔を隠していることが、記憶のあいまいさを物語っていた。

また、応接室では1回の機会で連続して2枚しか写真を撮っていないのに、竹山、河地両財務事務が、2~3回の機会に複数枚写真撮影したと供述しているのは、なぜなのか。

それは、説明を勝手に放棄して帰ろうとした事実を隠し、執拗に写真撮影されて公務を妨害されたため、やむなく席を立ったという事実にしたかったからであろう。

私が警察に持参し、O弁護士が検察庁等に提出した写真は、撮影した写真すべてではなく、一部しか提出していなかった。ことに、応接室で撮影した写真は、河地財務事務官が、立ち上がって右手で持った書類で顔を隠して竹山財務事務官と一緒に写っている写真1枚しか提出していなかったのである。
提出した写真からは、応接室での写真撮影の回数はわからない。
従って、その写真の態様に供述は合わせたが、写真撮影の回数や写真撮影を始めたいきさつは、どうにでも作り上げることができると思ったに違いない。

私が写真撮影を何度も繰り返すので、それを避けるために竹山財務事務官が席を立ったのではなく、竹山財務事務官が勝手に説明を放棄して帰ろうとしたから、私が慌てて写真撮影した。応接室で写真撮影したのは、そのときだけであり、連続して写した2枚の写真しかネガにはないのである。
竹山、河地両財務事務官の供述が全くの虚偽であることは、撮影した順にすべてをネガから焼き増した下記現場写真が証明している。

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