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証拠検討:6

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カセットテープを投げた後の、私の行動に関する供述について検討する。
名古屋中税務署の竹山孝、河地隆雄両財務事務官(特別国税調査官)は、次のように供述している。

①河地財務事務官の員面調書
Bulogu_099

「○○さんが投げたカセットテープは竹山さんがよけたため当たらず怪我をすることはありませんでした」
「しかし竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」

②河地財務事務官の検面調書
Bulogu_100

「○○は、竹山に向かってカセットテープを投げつけるやいなや、自分の立っていたところから竹山の立っていたところまで、突進するような勢いでつかつかと接近していきました」
「ただ、そのとき○○は、腕を振り上げたり、前に突き出したりといった動作はしていませんでしたので、○○が竹山に殴りかかろうとしたとか、つかみかかろうとしたとまでは言えないと思います」
「ですが、その直前にカセットテープを自分に向かって投げつけられていた竹山には、○○が自分に向かって突進してきたのがとても怖かったらしく、慌てて○○から逃げるように、体を半身の状態にして後ずさりながら部屋の出入り口から外に逃げていきました」

③竹山財務事務官の検面調書
Bulogu_101

「私がよけた後、カセットテープは、私の後方で何かに当たって割れたらしく、ガシャというもの凄く大きな音が聞こえました」
「すると、次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
「そのときの○○の顔は、私に対する怒りで顔色が青くなっており、口を噛みしめるようにしていましたので、私は、○○の私に対する怒りの激しさを感じ、このままでは○○に殴られると思いました」
「但し、このとき○○は私に殴りかかろうとして腕を振り上げたり、私の体に掴みかかろうとして腕を前に伸ばしたりしていたことはありませんでした」
「いきなり○○にカセットテープを体目がけて投げつけられてから、そのカセットテープが自分の体のすぐ後ろで割れた際の激しい音を聞き、その直後に○○にもの凄い形相で詰め寄ってこられるまでの一連の出来事で、私はひどい恐怖に襲われてしまい、思わずその場から逃げ出しました」

④私の検面調書
Bulogu_102

「私がそのようにして、カセットテープをパーテーションに投げつけた後も、竹山さんは、1,2分くらいの間、二重丸の位置に立っていました」
「私の方は、カセツトテープを投げた後、すぐに立ち上がったのか、少ししてから立ち上がったかは覚えていませんが、元のソファの所で立ち上がり、二重丸の位置に立っていた竹山さんとさらに言い合いをしました」
「そのとき、どのような言い合いをしたかはよく覚えていませんが、私は、嘘つき、いい加減な仕事ばっかやってなどと竹山さんに言ったような記憶があります」
「そのうち、何がきっかけだったか覚えていませんが、竹山さんは、体を半身にし、私の方を見ながら玄関に通じるドアを通って玄関の方に出て行きました」

カセットテープを投げた後、私と竹山財務事務官は、しばらく携帯電話の番号を教えた、教えてもらってないなどというやり取りで口論をしており、竹山財務事務官が応接室から玄関の方へ立ち去ったのは、その口論の後であった。
しかし、竹山、河地両財務事務官とも、カセットテープを投げた後の口論の事実については、供述していない。

河地財務事務官の員面調書では、
「竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
と言っており、検面調書では、
「○○は、竹山に向かってカセットテープを投げつけるやいなや、自分の立っていたところから竹山の立っていたところまで、突進するような勢いでつかつかと接近していきました」
と言っている。
竹山財務事務官も検面調書で、
「すると、次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
と言っている。
表現に多少の違いはあるものの、カセットテープを投げた後、すぐに私が竹山財務事務官に向かって行った、という趣旨の供述では二人は一致している。

但し、逮捕状には殴りかかろうとして向かって行ったというような表現があったように記憶しているが、証拠として提出してきた調書では、次のような供述になっている。
「ただ、そのとき○○は、腕を振り上げたり、前に突き出したりといった動作はしていませんでしたので、○○が竹山に殴りかかろうとしたとか、つかみかかろうとしたとまでは言えないと思います」(河地財務事務官の検面調書)
「但し、このとき○○は私に殴りかかろうとして腕を振り上げたり、私の体に掴みかかろうとして腕を前に伸ばしたりしていたことはありませんでした」(竹山財務事務官の検面調書)

竹山、河地両財務事務官は、被害届けや当初の調書では事実を誇張し、殴りかかってきたとか、掴みかかってきたとか言っていたものと思われる。そのように警察で言っていたから、検事調べでわざわざそのことに触れているのであろう。
それが、警察でのその供述をそのまま維持することに不都合が生じ、検事の誘導等で検面調書のような表現になったのに違いない。都合の悪い員面調書を証拠として提出してこなかったのは、そのことも理由の一つにあったのではないだろうか。

以上のように、カセットテープを投げた後は、しばらく口論があったのだが、この事実を否定し、次の私と竹山財務事務官の行動に関する事実をどのように演出するか、というところに、この事件の核心があった。

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