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証拠検討:4

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カセットテープを投げた方向について検討する。
投げた方向は、カセットテープの当たった場所と一緒に考えなくてはならない。
狭い応接室であるから、飛距離が尽きて自然に落下することなどありえない。どこかに当たって破片が飛び散るとか、割れずに跳ね返って床に落ちるとかという現象が起きるからである。

方向は、私の席の東側のパーティーションの南東角を目掛けて投げたのだが、竹山、河地両財務事務官(特別国税調査官)は、いずれも竹山財務事務官を目掛けて投げたと供述している。

では、その投げられたカセットテープはどうなったのか。

①河地財務事務官の員面調書
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「この時の竹山さんと○○さんとの距離は2メートルくらいであり、私がテーブルを挟んで間近で二人の状況を見ていましたので、○○さんが竹山さんにカセットテープを投げつけたことに間違いありません」「○○さんが投げたカセットテープは竹山さんがよけたため当たらず怪我をすることはありませんでした」

②河地財務事務官の検面調書
Bulogu_086

「○○が投げたカセットテープは、バラバラになって飛んでいったようなことはなく、全部一体のまま飛んでいって、竹山の体には当たらず、そのすぐ左後方の床に落ちて粉々に割れ、ケースの破片がその辺に飛び散りました」
「答 確かに、竹山の立っていた場所のすぐ左横には、パーテーションがありましたので、カセットテープの一部がそれに当たった可能性はあるかも知れません」

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「ですが、私が見た限りでは、投げられた後のカセットテープの破片は、全てパーテーションの位置より後方にありましたので、カセットテープがパーテーションに当たったとしても、正面からパーテーションに当たったわけではなく、パーテーションのへりをかすめるようにして当たっただけだったと思います」
「したがって、○○がパーテーションに向かってカセツトテープを投げたということはないと思います」

③竹山財務事務官の検面調書
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「私は、○○がカセツトテープを鷲づかみにして私の体目がけて投げつけてくるまでの動作を見ていて、瞬間的に、当たる、危ない、と思い、その部屋の出入り口のある私から見て右側に自分の体を傾けて、飛んできたカセットテープをよけましたので、幸いカセットテープは、私の体に当たりませんでした」
「私がよけた後、カセットテープは、私の後方で何かに当たって割れたらしく、ガシャというもの凄く大きな音が聞こえました」

④私の検面調書
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「私がカセットテープを投げつけた際に狙った場所は、パーテーションの角辺りであり、実際にカセットテープが当たった場所は、パーテーションの真ん中より右側で、高さは床から80センチくらいでした」

竹山、河地両財務事務官(特別国税調査官)は、カセットテープはいずれも竹山財務事務官を目掛けて投げつけられたと供述しているが、カセットテープの当たった場所については、非常にあいまいな供述しかしていない。
河地財務事務官は、員面調書では当たった場所を供述しておらず、検面調書でも、「全部一体のまま飛んでいって、竹山の体には当たらず、そのすぐ左後方の床に落ちて粉々に割れ、ケースの破片がその辺に飛び散りました」と、当たった場所については特定していない。
ケースの破片が飛び散っていた場所は特定しているが、当たった場所については特定せず、床に落ちて粉々に割れたと、あたかも自然に落下し、床に当たって割れたような表現になっている。

そのくせ、私がパーテーションに向かって投げたと述べているがどうかという検察官の質問には、
「カセットテープの一部がそれに当たった可能性はあるかも知れません」
と言い、
「ですが、私が見た限りでは、投げられた後のカセットテープの破片は、全てパーテーションの位置より後方にありましたので、カセットテープがパーテーションに当たったとしても、正面からパーテーションに当たったわけではなく、パーテーションのへりをかすめるようにして当たっただけだったと思います」
と言っている。

だったら、最初からそう言え、と言いたくなる。
当たった可能性があるとか、へりをかすめるようにして当たっただけだと思うとか、要するにどっちなんだ、と質問したい。

「この時の竹山さんと○○さんとの距離は2メートルくらいであり、私がテーブルを挟んで間近で二人の状況を見ていました」
と言っているが、間近で見ていて、パーテーションに当たったか当たらなかったかが、わからなかったのか。
カセットテープの一部であっても、パーテーションに当たっていれば、
「カセットテープの破片は、全てパーテーションの位置より後方にありました」
という供述がおかしいということぐらい、誰でも気付くのではないか。

一方、竹山財務事務官も、検面調書で「私の後方で何かに当たって割れた」と言っているが、当たった場所は、河地財務事務官と同じように、はっきり特定していない。

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竹山財務事務官の立っていた後方は、右の写真のように、スチール製の書庫が並んでいる。スチール製といっても、厚さ1ミリにも満たない薄い鉄板の書庫であり、しかも、弾力性があってやわらかいため、思い切り投げつけても跳ね返るだけで、ガシャという大きな音もしなければ、カセットテープのケースが粉々に割れるようなこともない。
また、当該書庫には物が当たったような痕跡も、全くないのである。

応接室の辺りで、カセットテープのケースが粉々に割れるような場所といえば、硬い金属製で出来ているパーテーションの壁しかないのだ。

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竹山、河地両財務事務官が当たった場所を特定しないのは、意図的にそれを避けているからであろう。
パーテーションに当たったとなれば、私の言うように竹山財務事務官を目掛けて投げたのではなく、当初からパーテーションを目掛けて投げたことになる。パーテーションを目掛けて投げたのであれば、竹山財務事務官らがもくろむ私の公務執行妨害罪が成立しなくなる。

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警察が私の事務所の実況見分で、パーテーションについているキズやカセットテープケースの破片を詳しく調べなかったのも、当たった場所が特定されて事件が成立しなくなることを恐れたからであろう。
ベランダの物置に保存してあったカセットテープの破片を調べなかったのも、投げたカセットテープの本数が判明して、竹山財務事務官らの嘘が明らかになることを恐れたからに違いない。

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