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証拠検討:3

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次に、私がカセットテープを投げた状況である。
まず、投げた本数と方向。
投げたカセットテープの本数は1本だけである。方向は、私の席の東側のパーティーションの南東角を目掛けて投げた。
だが、竹山、河地両財務事務官(特別国税調査官)は、本数は4~6本で、竹山財務事務官を目掛けて投げたと供述している。
①河地財務事務官の員面調書

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「プラスチックケース入りのカセットテープ4、5本を右手で掴み、竹山さんに向かって投げつけたのです」



②河地財務事務官の検面調書

Bulogu_080

「そして、突然、ソファの右の肘掛の上に積み重ねて置かれていたカセツトテープ4個くらいを全部一度に右手で上から鷲づかみにして、その手を肩の上に上げて振りかぶり、野球のオーバースローのようにして、竹山の体の方に向かって思い切り投げつけました」

③竹山財務事務官の検面調書
Bulogu_081

「すると、その途端、○○は、もの凄い形相になって激高し、ソファの肘掛に置いてあった5,6本のカセツトテープを右手で上からいっぺんに鷲づかみするやいなや、その手を右肩の上に振りかぶってオーバースローで私の体目がけてカセットテープを投げつけました」

④私の検面調書
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「嘘ばっかつくなと怒鳴って、ソファに腰掛けたまま、ソファの右の肘掛けの上に置いてあったケース入りのカセットテープを1本だけ利き手である右手につかんで、応接室と廊下を隔てているパーテーションに向かって投げつけました」

まず、私がカセットテープを投げた本数であるが、河地財務事務官は当初4、5本と言っていた(員面調書)が、後に4個くらい(検面調書)に変更している。検面調書より後に作成された民事訴訟の陳述書でも4本程になっている。

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竹山財務事務官は、2月24日供述の検面調書では5,6本と言っていたが、その後3月1日に作成された民事訴訟の陳述書では、なぜか河地財務事務官と全く同じ本数の4本程になっている。
供述の変遷が見られるのだ。

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4、5本とか5、6本とか言っていたのが、4本程に統一されたのは、なぜなのか。
それは、右の写真でもわかるように、上から鷲づかみにする持ち方では4本までしか持てないことに、後から気付いたからであろう。

Bulogu_084

4本掴むのがやっとなのに、5本も6本も掴んで一定の方向に投げることなど到底不可能である。
公務執行妨害罪における暴行の事実を捏造するため、状況を誇張し、迫力を持たせるために嘘をついていたのが、途中で自分らの矛盾点に気付き、微妙に供述を修正してきたのではないだろうか。

だいたい、予期せず緊迫した場面に遭遇して、手で掴んだカセツトテープの本数をはっきり覚えている方が、むしろ不思議なくらいである。わからなければ、2、3本とか、3、4本とかいうように、二人の供述に多少の違いがあればまだしも、4本程と全く一致した本数になってしまっている。
先の供述の方が、事件の記憶が鮮明なため信憑性が高いことを考えると、警察や検察の手垢がついてもっともらしい事実に練り上げられてきた軌跡が窺われる。

本数を、ぎりぎり掴める4本に統一したところが、味噌であろう。
4、5本や5、6本が、2、3本や3、4本になっては、前の供述がいかにもうそ臭くなるが、4本程という表現ならば、掴めないという矛盾が解消される上、前の供述との整合性も何とか保てるからである。

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