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〈控訴審裁判を終えて〉

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昨日、名古屋高裁で控訴審の第3回目の刑事裁判がありました。
前回の公判のとき、門野博裁判長は、次回は判決まで持っていくように言っていましたが、この日は前回に次いで証拠採用の可否についての審理に留まり、判決は次回期日に延期になりました。
次回の判決期日は、11月27日です。

判決は延期されましたが、状況が厳しいことには変わりありません。
この日は、まず、すでに証拠として採用されている検察側の訴因の予備的追加請求の認否について、被告人に質問がありました。
訴因の予備的追加請求について、私は、一審ですでに確定した事実と全く違う事実を今更持ち出して裁判するのは不当であり、手続きが違法である、という理由で認否を拒否しました。
次いで、被告弁護側は、前回証拠として申請し採用されなかった民事訴訟の判決書を再度証拠として申請しました。刑事訴訟法323条の証拠として提出したのです。
裁判長はこれも認めませんでしたので、当該判決書を刑事訴訟法328条の規定による証拠物として更に申請したところ、やっと証拠として採用されたのです。
また、犯行状況を再現してカセツトテープのケースがどのように割れるかを写した写真報告書も、刑事訴訟法328条の証拠として再度提出しましたが、検察官の反対意見もあり、これは不採用にされました。
そして最後に、A弁護士から弁論の要旨が読み上げられ、その日の審理は終了したのです。

閉廷後、写真報告書が証拠として採用された場合のことが、雑談として出ました。
これが証拠として採用された場合には、写真についての説明が必要になり、それを撮影したA弁護士が証人として法廷に立ち説明することになります。
その場合、検察はただ黙ってそれを受け入れず、A弁護士を偽証罪で立件してくるかもしれない。検察はこれぐらいのことは、平気でやってくる、という話をしていたのです。

控訴審裁判が厳しいのは、刑事の裁判官は、上へいくほどひどくなるという現実があるからです。ひどくなると言う意味は、より権力寄りになり、国民にとって公正な裁判が、より期待できなくなるということです。

統計から見ると、日本の刑事裁判の有罪率は99.98%で、無罪率は実に0.02%なのです。年度によって多少数字は変動しますが、それほど大きくは変わりません。
但し、一審判決の確定数だけで見れば0.04%程度と多少率は上がります。このことからも、上級審になればなるほど、無罪判決が出にくいのです。
もちろん、無罪率の0.02%は、明らかに有罪と認定できる事件を含めての数字ですから、純粋な冤罪事件のなかだけの数字ではありません。
しかし、法廷で自分はやっていないと無実を主張した、いわゆる否認事件に限っても、無罪率は1%弱に上がるだけなのです。つまり、この場合でも無罪判決が下されるのは、100人中1人以下ということです。

陪審制を敷いているアメリカなどでは、無罪率が5割を超えていますので、日本の場合は、いかに裁判が機能していないか、よくわかると思います。
起訴された段階で有罪であり、無罪か有罪かの決定権は、裁判官ではなく、検察にあるということです。
こと否認事件に関していえば、日本の裁判官は、正当な判決の100倍近く不当判決を出しているとも言えるのではないでしょうか。それほど、無罪判決は期待できないのです。

有罪判決が下されても、これで終わるわけではありません。
上告してどこまでも闘うつもりです。また、刑事訴訟だけでなく、民事訴訟も税務訴訟も継続中です。
更に、当ブログのトップページでも述べているように、私の闘いは法廷闘争に限定しているわけでもありません。当ブログで、腐った当局の関係者を厳しく批判して終わりにする程度でもありません。
時機を見て、第二、第三、第四の闘いを仕掛ける方針です。

最近、私の周りで不穏な動きがあり、いささか注意を払っているところですが、これからは、もっと露骨な嫌がらせ等があるかも知れません。また、何らかの事件をでっち上げ、官憲が私を逮捕しにくるかも知れません。
しかし、どんな不利益を受けようと、すでに私は、勝負に出たのであります。この体がぼろぼろになっても、あるいは無一文になっても、意識がある限り、権力に胡坐をかいて甘い汁を吸い尽くす卑劣な彼らを、絶対許さないつもりです。

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コメント

「最高裁はもっと強くなれ!」にトラックバックいただき大変光栄です。
私のブログは、種々雑多な方面に筆が飛んでいますが基本は「山」のblogです。
しかし、世の中のおかしなことに対する怒りは強く、結構、政治経済についても語らせてもらっています。
今日は時間がなく、あなたのblogを隅々まで読むことは出来ませんが、何回か足を運ばせていただき勉強します。
とりあえず、ファイト!です。

投稿: 山野翔(yamano_kakeru) | 2006年10月 5日 (木) 19時31分

コメントありがとうございます。

投稿: 管理人半兵衛 | 2006年10月 5日 (木) 21時30分

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