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証人尋問:2(検察官の横柄な態度)

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証人尋問に先立って宣誓が行われた。
竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が宣誓文を読み終えると、主尋問が開始された。
水野雄介検事が、用意してきたメモに沿って順次質問し、竹山財務事務官がそれに答えていった。

財務事務官に任官した年月の質問から始まって、税務調査の方法や内容、状況等についての質問がだらだらと続いた。
本事件との関連性の薄い内容の尋問に、時間を使いすぎているように見えた。

「もう少し、要点をしぼって質問してください。この調子では予定時間が足らなくなります」
はたして、伊藤新一郎裁判官が痺れを切らしたように注意した。
すると、驚いたことに水野検事は、
「予定時間内には、きちっと終わるようにしてあります。時間が足らなくなるのは、裁判官が遅れたからです!」
と、口答えするような言い方で反論した。
本日の公判に、伊藤裁判官は10分ほど遅れてやってきた。注意されたことに腹を立てたのか、水野検事は、その点を指摘したのである。

だが、これが、30歳前半の若い検事が、裁判官に対して取る態度だろうか。
仮にも、伊藤新一郎裁判官は、60歳近い年齢のベテラン判事である。名古屋地裁の刑事部長も勤めているのだ。

被告人はもちろん、弁護人も、裁判官には過敏なほど気を使い、わざわざ敵に回すような言動は極力慎むものだが、検察官にとっては、裁判官など全く眼中にないようだった。
一人の若い検事といえども、検察庁という強大な権力を持った組織の一員である。そういった権力を背景とする強固な立場が、そのような強気の態度を取らせるゆえんかもしれない。

自分たちが起訴した裁判の行方を左右する裁判官に対してさえこうだから、被告人がいくら真実を述べたところで、検察官の良心が揺らぐことなどありえなかった。


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