« 証人尋問:2(検察官の横柄な態度) | トップページ | 証人尋問:4(偽証の共犯) »

証人尋問:3(絶対です)

<はじめてのかたは、トップページからお読み下さい>

検察官の主尋問で、竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が、戸惑ったりうろたえたりした場面は、ほとんど見られなかった。尋問の内容の大半が、検面調書どおりであり、事前に念入りな打合せが行われていたからだろう。

むしろ、虚勢を張り、自信を持って答えているかのように、「絶対」という言葉を何度も使っていたことが目についた。
電話の録音テープの、わかりましたという意味についての質問には、
「署長の前で説明するとか言うことは絶対言っていません」
と答えていた。
証人が三十数年財務事務官をやってきて、税務署長が個々の納税者に対する調査の際に、納税者と面会して話をするようなことを、見たり、経験したり、聞いたりしたことはありますか、という質問にも、
「それは絶対ありません」
と答えている。
投げつけられたカセットテープの正確な本数は、今お覚てますか、という質問には、
「正確な本数はお覚てませんが、たしか四、五本のようにには。1本では絶対にないです」
と、強調していた。
所得税の調査に行って写真撮影されるということはよくあることなんですか、という質問にも、
「いや、絶対ありません」
と答えていたのである。

「絶対」という言葉をやたら使う人間ほど、嘘つきで無責任な人間というのが、私の経験則になっているが、竹山財務事務官も御多分に漏れず、自信を持って答えた証言も、その後、都合が悪くなれば平気で翻したことでそれを証明していた。

また、検察官も節操がなく、真実を知っていながら、まるで竹山財務事務官と共謀して偽証するかのような尋問内容も多かった。
ことに、訴因の核心部分であるカセットテープを投げつけられた状況についての尋問に、そのことが顕著に現れていた。

|

« 証人尋問:2(検察官の横柄な態度) | トップページ | 証人尋問:4(偽証の共犯) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/145030/4164429

この記事へのトラックバック一覧です: 証人尋問:3(絶対です):

« 証人尋問:2(検察官の横柄な態度) | トップページ | 証人尋問:4(偽証の共犯) »