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証人尋問:4(偽証の共犯)

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私の公訴事実は、
<被告人は、平成16年1月23日午後2時25分ころ、名古屋市○○○○号室において、被告人の所得税等の調査に訪れた名古屋中税務署財務事務官竹山孝(当56年)に対し、「うそばっかつくな。」などと怒号しながら、その身体に向けて数本のカセットテープを投げつける暴行を加え、もって同財務事務官の職務の執行を妨害したものである。>
というものである。

この訴因の核心部分であるカセットテープを投げつけられた状況についての尋問が、まるで検察官と竹山財務事務官(特別国税調査官)とが示し合わせて偽証しているような内容だった。

私がカセットテープを投げたのは1本だけであり、パーティーションめがけて投げたのである。そして、カセットテープはパーティーションに当たって割れ、その破片はパーティーションの西横の応接ソファーの上部辺りに散らばった。
それを立証する証拠も提出している。当たった場所や破片の散らばった状況を当日に撮影しているので、その写真(ネガも)と、保存しておいたカセットテープの破片そのものを提出したのだ。

被告弁護側の主張に対して、検察側は、捏造が発覚しないよう事実の核心をわざと避けて尋問していた。

以下、実際の尋問内容。
・被告人が投げたカセットテープは1本だけだったということはないですか。
「それはありません」
・本数をはっきり覚えていますか。
「はっきりは覚えてませんが、1本ではないことは確かです」
・投げつけられたカセットテープですけれども、それはどこに落ちたかというのは見ましたか。
・「一瞬のことであって、私ははっきりは覚えてませんが、ちらっと私の左側のところに破片が散らばったということだけは記憶してます」
・証人の左側。
「はい」
・証人の体を基準にして自分よりも前ですか、後ろですか。
「私のちょっと後ろだったように思いますが」
・ということは、左の後ろの辺りということですか。
「そうですね、はい」
・被告人が証人に向かってカセットテープを投げたというのは確かなことなんですか。
「はい」
・被告人の右横には、このとき、パーティションがありましたね。
「はい」
・そのパーティションに向かって被告人が投げたということはないですか。
「ありません」
・そのパーティションにカセットテープが当たったところとかは見ていますか。
「そこは見てません」

カセットテープはパーティーションめがけて投げ、それに当たって、割れたケースの破片が、パーティーションの西横の応接ソファーの上部辺りに散らばったというのが、事実に基づく被告弁護側の主張である。
検察側がこの事実を否定するのなら、どこにめがけて投げ、どこに当たって、割れたケースの破片がどこに散らばったか、ということを立証すべきであろう。

竹山財務事務官めがけて投げ、ケースの破片が彼の左後方に散らばっていた、というだけで、肝心のカセットテープの当たった場所を特定しないのだ。
当たった場所を特定せず、どこに落ちたかとか、どこに散らばっていたとか言っているだけである。
ケースが割れて破片が散らばったのであれば、どこに当たって割れたかということを立証してこそ、パーティションにカセットテープが当たっていないということになるのではないか。
それを特定しないのは、特定できないからであり、現場の状況から当たった場所はパーティーション以外にはありえないということを、竹山財務事務官はもとより、検察官も確信していたからであろう。

いわば、二人は偽証罪の共犯である。
竹山財務事務官に偽証罪が成立することはもちろんであるが、この検察官も全く同罪であり、犯罪者である。
検察官は公訴権を独占している関係で、検察庁という組織ぐるみで行えば、犯罪を行っても法的に問題にされるようなことはない。
そういった強大な権力を背景にしているため、民を見下し、身勝手な組織の論理で往々にして、およそ正義とは程遠いあくどい犯罪行為を行っているのが検察の実態である。

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