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植草氏保釈、東京高裁が検察側の抗告棄却

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犯行を否認する者に対しては、厳しい取調べや嫌がらせで何が何でも自白を迫る。それでも自白しない者に対しては、厳しい仕打ちが待っている。

服役男性の無実が判明した衝撃のニュースが3日前に報道されたばかりだが、検察は全く反省していないことが、よく現れている。植草氏の保釈を認めた地裁の決定に対して、今回またもや検察は抗告していたからである。

もともと逃走のおそれはなく、被害者や目撃者も何の面識もない見ず知らずの相手だから、関係者に働きかけて証拠隠滅を図るおそれも全くなかった。
それを、約4カ月にわたって不当な勾留を続けてきた挙句、違法な取調べの実態が明らかになった責任を感ずるどころか、この期に及んでも、抗告して嫌がらせをしようとしたのである。

否認すると、こうなるぞ、という見せしめであるが、こういったやり方が冤罪の土壌になっていることを、決して忘れてはならない。
幸い今回は、東京高裁もさすがに良心の呵責を覚えたのか。


電車内で女子高校生の体を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元大学教授、植草一秀被告(46)について、東京高裁は22日、保釈を認めた東京地裁決定を支持し、検察側の抗告を棄却する決定をした。
保釈保証金は600万円。同被告は同日午後、東京・小菅の東京拘置所を出た。

起訴状によると、植草被告は昨年9月13日夜、京浜急行線の下り電車内で、女子高校生の下半身を触るなどしたとされる。同被告は公判で無罪を主張している。東京地裁は今月19日、保釈を認める決定をしたが、検察側が抗告したため、執行が停止されていた。
                                                      (2007年1月22日) 日本経済新聞


何はさておき、悪夢のような身体の拘束から解放された朗報に、ひとまずお喜び申し上げたい。

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