真っ向勝負
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名古屋中税務署に電話をかけると、総務課長席付の加藤という職員が応対した。
署長に取り次ぐことは、一切できないと言う。そこで、辰巳総務課長に電話を回してくれるよう伝えたが、辰巳総務課長も主張中で留守だという。署内勤務がほとんどの総務課長までが主張中だと言うのだ。居留守を使っていることは明らかだった。
私は、竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が当方のつぼを割りながら、謝罪も弁償もせずに逃げ帰った経緯を説明した。そして、責任者と話し合いがしたいから、必ず電話をしてくれるように言付けを頼んだ。
しかし、その日一日待っても、中税務署からは電話がなかった。
予想できたことでもある。今まで、国税庁長官や名古屋中税務署長あてに抗議の請願書を6回も送付したが、ただの1度も返答がなかったからである。
どうしてくれよう。このまま、握りつぶすつもりだろうか。しかし、事実だけは伝えておかなければばならない。
翌日、寺沢辰麿国税庁長官に通告書を送付した。
まず、古賀事件を握りつぶし、法律に基づくいく度かの請願に一切対応しなかった。あまつさえ、不当な税務調査で報復し、つぼを割って謝罪も弁償もしておらず、これらの不正行為に対する抗議をすべて無視するという今までの行状を指摘した。
そして、請願を誠実に処理してもらうため、つぼを割った証拠写真を同封して全国の官公庁に請願書を送付する。次いで、その張本人の竹山財務事務官を器物損壊罪で告訴するとともに、国家賠償法の規定による損害賠償を求め、更に、積極的、消極的に本件事件にかかわった国税庁長官や名古屋中税務署長の責任を厳しく追及する旨を伝えた。
国税庁長官に上記通告書を送付した後、当該通告書のコピーとともに、竹山財務事務官と河地財務事務官の顔が写っている、つぼ破損の現場写真を同封して、関係官庁に片っ端から郵送した。
郵送先は、次のとおりである。
総務大臣 麻生太郎
財務大臣 谷垣禎一
財務副大臣 山本有二
財務副大臣 石井啓一
財務省事務次官 林正和
財務省大臣官房長 藤井秀人
財務省理財局長 牧野次郎
財務省主計局長 細川興一
財務省主税局長 大武健一郎
財務省国際局長 渡辺博史
財務省関税局長 木村幸俊
財務省財務官 溝口善兵衛
東京国税局長 東正和
名古屋国税局長 竹田正樹
これだけ郵送すれば、何らかの返答があるだろうと思ったが、見事に何の返答もなかったのである。官僚どもは、一体何の仕事をしているのだ。働いていないのか、それとも、都合の悪いことは一糸乱れず完璧に隠しきる徹底した組織の統一が図られているのだろうか。いずれにせよ、不気味な集団である。
一週間経っても何の返答もなかったため、私は、通告どおり名古屋簡易裁判所に、国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟を提起した。破損したつぼ代5万円に慰謝料15万円を上乗せした訴訟額20万円の控えめな請求である。平成16年2月2日のことだった。
同時に、訴状のコピーを谷垣財務大臣、寺沢辰麿国税庁長官、林正和事務次官、大武健一郎主税局長、竹田正樹名古屋国税局長らに郵送した。
もはや、一歩も後には引けなかった。真っ向勝負である。
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