証拠請求

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刑事裁判の第2回の公判期日は、平成16年7月7日に定められていた。
その第2回の公判期日に備えて、主任弁護人のO弁護士の事務所で、何度も打合せが行われた。
まず、竹山、河地財務事務官(特別国税調査官)らの供述調書や被害届等については、証拠開示命令を申し立てたが、却下された。
そのため、検察側の提出してきた調書関係の証拠は、大半を不同意にする証拠意見書を提出することで合意した。

被告弁護側が証拠として請求したのは、まず犯行状況を撮影した写真ネガ(弁第1号証)及び当該ネガから現像した写真15枚(弁第2号証)である。

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その写真について状況を指示説明した写真説明書1を、弁第3号証とした。

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カセットテープ及びそれが当たったパーティーションの状況を撮影した写真ネガを弁第4号証とし、弁第4号証から作成した写真3枚の写真報告書を、弁第5号証とした。
また、その写真について指示説明した写真説明書2を、弁第6号証とした。

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弁第7号証にはカセットケースの破片を、弁第8号証にはその写真説明書3を証拠とした。

更に弁第9号証には、私と名古屋中税務署の竹山孝財務事務官(特別国税調査官)と辰巳総務課長との電話の会話内容を録音したカセツトテープを、反訳書添付で証拠とした。

そして、弁第10号証~弁第15号証には、私が名古屋中税務署長や国税庁長官等に送付した請願書や通告書等を挙げ、弁第16号証には、私が原告となって国に損害賠償を請求した民事訴訟の訴状を証拠として挙げたのである。

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ほかにも、証拠請求するものはいくつかあったが、次回公判に備えて請求する証拠としては、とりあえず以上の16点で合意された。


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証拠不同意

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検察側が提出した証拠を検討し、それらのうち、どれを証拠として同意し、どれを不同意とするか協議した。

被害者、目撃者とされる竹山、河地財務事務官(特別国税調査官)らの証拠は、検面調書が中心で、員面調書は平成16年1月27日に作成された河地財務事務官のものと、参考人である名古屋中税務署の古賀聡明財務事務官のもの各1通だけである。
竹山財務事務官のそれは全くない。

検察は、一度起訴すると、なかなかあとには引かない体質である。メンツを重んじ、有罪をとることだけを目的とする。そこには、正義の実現を目的とする高邁な信念は全くない。
検察官が作成する検面調書は、警察官が作成した員面調書の上塗りであり、被疑者や参考人についての変遷した供述内容を、矛盾なくまとめたものにすぎない。
それらは、すべて被告人に不利な調書であり、たとえ一度自白した被告人が、公判廷で否認に転じても、裁判官の心証に影響を与えないような詳細な内容になっている。

従って、被告人側にとっては、そういったいろいろ上塗りされた検面調書ではなく、事件の記憶が新しい段階で作成された、捜査機関の思惑の入っていない供述調書が必要だった。

そこで、私の員面調書のほか、警察で作成された竹山、河地両財務事務官の員面調書すべてを証拠として提出するよう裁判所に意見書を提出した。
それらがあれば、供述の変遷が明らかになり、彼らの虚偽の供述が、より鮮明になるからである。
その結果を待って、提出された証拠の同意、不同意を決定することにした。

しかし、裁判所は検察側の意見を聞き、被告弁護側の証拠請求を認めなかった。
やむなく、すでに提出された分についての検察側証拠を、再度検討した。
竹山、河地両財務事務官の調書は、いずれも虚偽の供述による作文で、とてもそのまま証拠として同意できるものではない。
但し、それらの調書も、彼らが嘘をついているということの証拠にはなるから、不同意としてしまうより、証拠としては同意するが、その信用性については争う、という条件付で同意した方がいいのではないか、という意見もあった。

また、私の検面調書は、全体的に非常によくできている(被告人側にとって)ので、不同意にしてしまうのもどうか、という意見の方が強かった。検察官が取り調べてもこの程度だよ、という効果的なアピールには十分の内容だった。

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結局、いろいろ検討し、協議した結果、検察の提出した証拠は、大半を不同意にすることで決着した。
私の検面調書も、民事裁判の証拠として提出し、刑事裁判では証拠として同意しないことにした。
平成16年2月26日作成の実況見分調書で、その中に添付されていた私の事務所の見取り図だけを、一部同意にしただけだ。事務所の室内写真等についても、捜査機関の思惑の入った説明が書かれているので、すべて不同意にしたのである。

検察の提出した証拠関係は、公判廷で立証し、争っていくという結論に落ち着いたのである。


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検察官の弾劾

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以上検討したとおり、竹山、河地両財務事務官(特別国税調査官)の調書は矛盾だらけで、虚偽の供述による作文の観が強い。
その矛盾だらけの作文に、更にこっけいな味付けをしているのが、取調べを担当した小池光夫検事である。

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「このとき、本職は、供述人に対し、平成16年1月30日付け司法警察員関山勇治作成に係る写真撮影報告書添付の写真14葉を示し、その写しを本調書末尾に添付した」
「今見せてもらった写真は、本日お話した被害状況を中警察署の署内の部屋で再現して警察官に撮ってもらったものであり、○○が竹山に向かってカセットテープを投げつけた状況や私がそれを目撃した状況はこの写真に写っているとおりで間違いありません」
と、河地財務事務官(特別国税調査官)の検面調書に記載してある。

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同様に、竹山財務事務官(特別国税調査官)の検面調書にも、下記のとおり記載してある。
「このとき、本職は、供述人に対し、平成16年1月30日付け司法警察員関山勇治作成に係る写真撮影報告書添付の写真14葉を示し、その写しを本調書末尾に添付した」
「今見せてもらった写真は、私と河地が○○事務所の応接室に入ってから私が部屋を逃げ出すまでの状況を中警察署の署内の部屋で再現して警察官に撮ってもらったものであり、私が○○にカセットテープを投げつけられた状況などはこの写真に写っているとおりで間違いありません」

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しかし、この写真撮影報告書は、その後に作成した実況見分調書と比べると、竹山、河地両財務事務官の検面調書の供述と異なっている点が多い。
まず応接室で写真撮影した状況が、極めて不正確である。

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投げつけられたカセットテープの破片の散らばった状況も、竹山財務事務官(特別国税調査官)の体の左後方(右の写真の右側の実況見分調書)ではなく、前方に散らばっている(右の写真の左側)。


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また、竹山財務事務官が応接室から出て行く状況の一部始終を、河地財務事務官が目撃していたかのような写真になっているが、これもすでに述べたように、河地財務事務官のいた東横にガラス書庫(本棚)があるため、全く見えないものを見えたとする前提で創作した写真とわかってしまう代物である。

検察官は、これらの検面調書を作成した時点では、事件の現場となった私の事務所を見ていなかっただろうから、ガラス書庫(本棚)の存在による河地財務事務官らの虚偽の供述に気づかなかったとしても、無理はない。

しかし、応接室で私が写真撮影した状況は、逮捕時に弁護人から検察庁に提出していた証拠写真と、私の供述で、ことの真相はわかるはずである。
また、投げつけられたカセットテープの破片の散らばった状況についても、竹山財務事務官の体の左後方で散らばっていた、と本人が言っているにもかかわらず、前方に散らばった状況になっている写真撮影報告書を添付しているのだ。

竹山、河地両財務事務官の供述調書を取りながら、その供述と異なる写真撮影報告書をわざわざ添付するとは、何という無神経さであろう。
被害者や目撃者の検面調書をもっともらしく仕上げるつもりなら、書面上から虚偽の供述が発覚するような不手際だけは避けねばなるない。
添付するなら、再度被害状況を再現して彼らの供述に、より合致する実況見分調書を、少なくとも添付すべきではなかったか。
その程度のこともわからないほど、担当の検察官は知能のレベルが低いのだろうか。
通常の知能と判断力を持っていれば、私の供述と、竹山、河地両財務事務官の供述とで、どちらが嘘をついているかわかるはずだ。

検察官の低レベルな知能の問題でなければ、事件の真相を知った上でも、なお起訴しなければならないという、確固たる目的があったからに違いない。
当該検面調書の作成時は、私の勾留期限が迫っていて、時間的にあせっていたはずである。事件を構成したとされるカセツトテープがどのようなものかわからないまま起訴し、起訴後に警察官に命じてそのテープの種類や大きさを調べさせた事実からしても、知能の問題というよりは、切羽詰った時間的な事情によると考えたほうが自然だろう。
だからこそ、そのようなお粗末なミスを見逃したのかもしれない。

だが、担当検察官の知能が低いだけであれば、その検察官を処分すれば済む問題であるが、まともな知能を持ち合わせていながら不起訴事件を起訴するような検察官は、よりたちが悪いといわねばならない。権力を背景にした確信犯だけに、通常の方法では弾劾できないからである。

検察が公訴権を独占している以上、このような検察官は、国民が一体となった人民裁判で、厳しく裁くしかないだろう。

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証拠検討:11

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竹山財務事務官(国税特別調査官)は、私のつぼを割ってそのまま逃げた。
その事実を、当初警察に話さずに隠していた。
隠さなければならないような事実だけに、その事実を指摘されて供述するようになった竹山、河地両財務事務官の検面調書の内容も、おのずと虫のいい創作になっている。

②河地財務事務官の検面調書
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「すると、玄関の床の上に陶器製の壺が割れて、その破片が飛び散っていました」
「私はそれを見て、後ずさりしながら慌てて出て行った竹山の体が触れて倒してしまったのではないかと思いました」
「○○は、割った、割ったなどとわめきながら、カメラでその壺の破片や竹山と私の姿を何度も写真に撮っていました」
「竹山は、誤って壺を割ってしまったことで余計に気が動転してしまったらしく、そのまま○○の事務所を出て行ってしまいました」
「私としても、そのような事態になってしまった以上、興奮状態に陥っている○○を相手にしてその場で何か言葉を掛けても、かえって火に油を注ぐだけのように思われましたので、○○を落ち着かせて所得調査の仕事を継続することはあきらめ、また、割れた壺の件を話し合うこともやめて、こんな状態ではお話できませんので、失礼します、とだけ言って、○○の事務所から出て行きました」

③竹山財務事務官の検面調書
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「玄関まで出たところで、コートを抱えていた私の体の左側のどこかが、何かにちょっと触れた感じがしたかと思った瞬間、玄関に置いてあった壺のようなものが倒れて割れてしまいました」
「それを見て、私を追ってきた○○は、割った、割ったとわめきながら、割れた壺や私の姿などを写真に撮っていました」
「私は、カセットテープを投げつけられ、殴りかからんばかりの剣幕で詰め寄られた挙句に、○○の事務所の壺を割ってしまったことから、このような事態になってしまっては到底○○をなだめて調査を継続することなどはできず、その場にいたのでは壺を割られて更に激しく激高した○○から暴力を振るわれるおそれがあると思いましたので、何も言わずに外に逃げ出してしまいました」

④私の検面調書
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「私が玄関に通じるドアの手前まで来たとき、玄関の方でガシャーンという音がしましたので、私は、何やったんだと言って走って玄関まで行くと、玄関の中に立っていた竹山さんの足下に壺が割れてその破片が散らばっていました」
「私は、それを見て、竹山さんがその壺をわざと割ったのか、誤って倒してしまって割ったのかまでは判断できませんでしたが、何で割るんだ、と尋ねました」
「すると、竹山さんは、私割ってませんよ、と言ったまま事務所から外に出て行ってしまいました」
「私は、割れた壺や事務所から出て行く竹山さんの姿を写真に撮りました」
「そのとき、河地さんが応接室のほうから出てきて私の横を通りながら、私に向かって、テープなんか投げちゃだめですよ、と言って事務所を出て行きましたので、私は、その河地さんの姿も写真に撮りました」

まず、河地財務事務官の検面調書では、
「竹山は、誤って壺を割ってしまったことで気が動転し」、
「そのまま事務所を出て行ってしまいました」
と、誤って壺を割り気が動転すれば、そのまま事務所を出て行くのが当たり前のような供述になっている。
そして、
「私としても、そのような事態になってしまった以上、興奮状態に陥っている○○を相手にしてその場で何か言葉を掛けても、かえって火に油を注ぐだけのように思われましたので」
「○○を落ち着かせて所得調査の仕事を継続することはあきらめ、また、割れた壺の件を話し合うこともやめて」
「こんな状態ではお話できませんので、失礼します」
とだけ言って、事務所から出て行った、というのである。

「ばかもの!お前ら、何様だ!」
と、言いたくなる。
一緒に調査に来た同僚が壺を割って逃げれば、自分が後始末するのは当たり前ではないのか。
他人の物を壊せば、壊された方は興奮したくなるのも、当然である。
「火に油を注ぐだけ」
になるから、謝罪や弁償もせずに出て行ったと言っているが、話が逆ではないのか。
物を壊しても、謝罪し、弁償して誠意ある対応を取れば、相手の怒りも収まるが、謝罪も弁償せずに逃げれば、それこそ火に油を注ぐことになって怒りを増大させるだけであろう。

竹山財務事務官などは、もっと厚かましい。
私は、カセットテープを投げつけられた、
殴りかからんばかりの剣幕で詰め寄られた、
事務所の壺を割ってしまった、
調査を継続することなどはできなかった、
壺を割ったからその場にいたのでは、暴力を振るわれるおそれがあると思った、
だから、何も言わずに外に逃げ出した、
と言うのである。

「お前ら、公務員辞めろ!」
という声が飛んでくるぞ。

女の腐ったような言い訳ばかりして、まともに仕事をする気があるのか。被害者意識も、甚だしいというものである。
物を壊して暴力を振るわれる恐れがあったから逃げた、などという理屈が通るのであれば、交通事故の当て逃げやひき逃げも、罪にならないことになってしまう。
何かあれば、仕事をほったらかして真っ先に逃げるのが、役人か。自分の不始末まできちっとするのが、仕事ではないのか。
その場は動転したため逃げてしまったというのであれば、なぜ、後から謝りに来なかったのか。関係者や上司一同、電話にも出ず、居留守を使って、なぜ話し合うことをひたすら避けねばならなかったのか。

こんなやつらを税金で食わせておくほど、日本は豊かではないぞ!


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証拠検討:10

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竹山財務事務官(特別国税調査官)が応接室から玄関の方へ立ち去ったときの状況は、竹山、河地両財務事務官が、口裏を合わせて事実を捏造していた。私が詰め寄ったため、「殴られる」と思い、半身の状態で、後ずさりながら出て行ったと、嘘の供述をしているのである。

応接室から出て行った後の状況。
竹山財務事務官が不注意でつぼを割り、しらを切ってそのまま逃げていくのだが、その部分の供述は次のようになっている。

まず、河地財務事務官(特別国税調査官の員面調書では、
「竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
「その直後、○○さんはカメラを持って逃げる竹山さんの後を追い近づいて行ったのです」
「私は、この状態では調査が続けられないと感じ、竹山さんと○○さんの後を追って玄関に向かったのです。そして、私と竹山さんは、こんな状態ではお話できませんので失礼します等と言い全く調査することもできず、○○さんの事務所を後にしたのです」
という供述内容になっている。

平成16年1月27日作成の、この員面調書記載の部分には、二つの重要な事実が明らかになっている。
ひとつは、竹山財務事務官が事務所の玄関の方へ素早く逃げて行き、その直後に私がカメラを持って、竹山財務事務官の後を追い、近づいて行った、という事実である。
この事実は、私が先に、竹山財務事務官に近づいて行ったのではないことを証明している。竹山財務事務官が事務所の玄関の方へ逃げて行ったため、私が動いたということである。
そして、その際、私はカメラを持って竹山財務事務官の後を追った、ということになっている。

この事実は、何を物語るのか。
カセットテーブを投げつけられた後、「もの凄い形相をして」、「突進するような勢いで」、私が竹山財務事務官に「ツカツカ」と詰め寄ったと言っているが、詰め寄るのに、なぜカメラを持って行かなければならないのか。
カメラが必要なのは、詰め寄るためではなく、撮影するためである。
カメラを持って動いたということは、写真撮影しなければならないような事態が発生したからであろう。

「ガッシャーン」というものすごく大きな音がしたため、
「何をしたんだ!」
と、私はカメラを手にして状況を確認しに行ったのだ。

このことからも、
「自分に詰め寄ってくる○○の姿を見ながら、その部屋のドアを開け、後ずさりしながら部屋から出て行きました」
という竹山財務事務官らの供述が嘘であることが証明される。

もうひとつは、竹山財務事務官がつぼを割った事実を、河地財務事務官が正直に話していなかった、という事実である。
「私は、この状態では調査が続けられないと感じ、竹山さんと○○さんの後を追って玄関に向かったのです。そして、私と竹山さんは、こんな状態ではお話できませんので失礼します等と言い全く調査することもできず、○○さんの事務所を後にしたのです」
と言っているだけで、肝心のつぼを破損した事実を隠しているのである。

隠さなければならないような事実だけに、その事実を指摘されて供述するようになった竹山、河地両財務事務官の検面調書の内容も、おのずと虫のいい創作になっている。

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証拠検討:9

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竹山財務事務官が、応接室から玄関の方へ立ち去った状況を検討する。
竹山、河地両財務事務官は、私が「つかつか」と接近して行ったから、「殴られる」と思い、半身の状態で防御体制を取りながら、後ずさりするように出て行ったと言っている。

この点につき、河地財務事務官の員面調書では、
「竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
「その直後、○○さんはカメラを持って逃げる竹山さんの後を追い近づいて行ったのです」
となっており、私が詰め寄ったため、竹山財務事務官が、半身の状態で防御体制を取りながら、後ずさりして出て行った、という供述にはなっていない。

河地財務事務官の供述で、体を半身の状態にして後ずさりながら応接室から出て行ったという表現になるのは、検面調書においてである。
つまり、河地財務事務官は、竹山財務事務官が体を半身の状態にして後ずさりながら応接室から出て行ったということを、見たと言っているのである。

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右の図は、河地財務事務官の員面調書に添付されていた、私の事務所の見取り図である。
河地財務事務官の座っていた左横(東側)には、ガラス書庫(本棚)があるのだが、この図にはそれが書かれていない。他人の事務所で始めて座った場所だから、はっきり覚えていなかったのだろう。

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つまり、河地財務事務官は、現実には存在したガラス書庫(本棚)をないものとして、事件の状況を供述している。

このガラス書庫(本棚)が存在すると、河地財務事務官のいた場所からは、右の写真のように視界が狭く、ガラス書庫(本棚)とパーテーションの間から映るスチール製の書庫ぐらいしか見えない。

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体を傾けて覗き込むようにしても、応接室と事務室との出入口付近は見えず、そこに設けられている、開けられた扉のドアノブが見える程度である。
河地財務事務官のいた場所からは、応接室から出て行こうとする竹山財務事務官の姿は見えず、体を半身の状態にして後ずさりながら応接室から出て行ったという場面を捉えることは不可能なのだ。

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斜め向かいに座っていた私の席からでも、右の写真のように開いた扉のドアノブが見えるだけで、応接室の出入り口付近は見ることができない。出入り口付近が見えるようになるのは、私の座っていた右横(東側)の席まで移動しなければならない。

しかし、河地財務事務官は、次のように竹山財務事務官が応接室から出て行くまでは、一部始終を見ていたように供述している。
「カセットテープを自分に向かって投げつけられていた竹山には、○○が自分に向かって突進してきたのがとても怖かったらしく、慌てて○○から逃げるように、体を半身の状態にして後ずさりながら部屋の出入り口から外に逃げていきました」
「すると、○○は、竹山の後を追って部屋から出て行きました」
「私自身は、先ほどの位置に立ったまま呆気に取られてその様子を見ているばかりで、すぐには何もすることができませんでした」

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このように、河地財務事務官は、見えないものを見たという前提で状況を供述しており、被害状況を再現した写真報告書や実況見分調書でも、そのように説明している。

現実離れした供述が一致しているということは、二人が口裏を合わせて事実を捏造したことを意味するのではないか。


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証拠検討:8

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名古屋中税務署の竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が、私のつぼを破損して否認逃走した。
その事件を国税当局は放置し、抗議を受けても何ら対応せずに黙殺した。
その件で民事訴訟を提起され、その責任の追及を逃れるために仕組んだのが本事件であることは、すでに述べたとおりである。

事件をでっち上げるには、事実を捻じ曲げる必要がある。
どこをどのように捻じ曲げているか、提出された証拠をもとに逐次検討してきたが、次にこの冤罪事件の核心部分を詳細に検討する。

竹山財務事務官が、応接室から玄関の方へ立ち去った状況である。
竹山、河地両財務事務官は、私が「つかつか」と接近して行ったから、「殴られる」と錯覚して、半身の状態で防御体制を取りながら、後ずさりするように出て行ったと言っている。

事実は、私がカセットテープを投げた後、竹山財務事務官は、しばらく私と口論し、その後一瞬の隙を見計らい応接室から背中を見せて玄関の方へ立ち去ったのだが、私の検面調書は、そのようにはなっていない。
「そのうち、何がきっかけだったか覚えていませんが、竹山さんは、体を半身にし、私の方を見ながら玄関に通じるドアを通って玄関の方に出ていきました」
「それで、私は、竹山さんの後を追って、玄関の方に向かいました」
となっている。

口論した後に玄関の方へ出て行ったことにはなっているが、竹山財務事務官は、「体を半身にし、私の方を見ながら玄関に通じるドアを通って玄関の方に」出て行ったことになっている。
つまり、応接室から出て行ったときの姿勢が事実とは異なっており、竹山、河地両財務事務官が供述するように、後ずさりしながら部屋から出て行ったことになっている。
「それで、私は、竹山さんの後を追って、玄関の方に向かいました」
と、私が先に竹山財務事務官の方へ行ったのではなく、竹山財務事務官が応接室から出て行ったから、私が後を追ったことにはなっているが、出て行ったときの姿勢が彼らの供述どおりになってしまっているのである。

この辺の事情については、以前も述べたことではあるが、検事調べのときは、この部分を全く重要視していなかったことに原因がある。
公務執行妨害という本事件の成立要件は、竹山財務事務官らに暴行を行って、公務の執行を妨害したかどうかである。
そのため、私としては、カセットテーブを相手にぶつけようとして投げたかどうかが事件の核心だと考えていた。竹山財務事務官が応接室から出て行く際の姿勢など、本事件にはまったく関係ないと考えていた。
従って、取調べを担当した小池検事が、
「竹山財務事務官は、半身の姿勢で出て行ったのだな」
と、誘導して調書に記載しても、何の注意も払わず訂正も求めなかった。
8時間に及ぶ取調べで疲れていたことも影響した。どうでもよい細かいことでいちいち訂正を求めることは、時間的にも戦略的にもよくないと考えていた。

その結果、検面調書のような供述になったのだが、それが事実でないことは、竹山、河地両財務事務官の供述からでも明らかだった。

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証拠検討:7

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名古屋中税務署の竹山財務事務官(特別国税調査官)が応接室から玄関の方へ立ち去り、つぼを割った状況の供述について検討する。

①河地財務事務官の員面調書
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「しかし竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
「その直後、○○さんはカメラを持って逃げる竹山さんの後を追い近づいて行ったのです」
「私は、この状態では調査が続けられないと感じ、竹山さんと○○さんの後を追って玄関に向かったのです。そして、私と竹山さんは、こんな状態ではお話できませんので失礼します等と言い全く調査することもできず、○○さんの事務所を後にしたのです」

②河地財務事務官の検面調書
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「カセットテープを自分に向かって投げつけられていた竹山には、○○が自分に向かって突進してきたのがとても怖かったらしく、慌てて○○から逃げるように、体を半身の状態にして後ずさりながら部屋の出入り口から外に逃げていきました」
「すると、○○は、竹山の後を追って部屋から出て行きました」
「私自身は、先ほどの位置に立ったまま呆気に取られてその様子を見ているばかりで、すぐには何もすることができませんでしたが、玄関先の方でガシャーンという何かが割れたような音がしたため、2人の後を追って部屋から出て行きました」
「すると、玄関の床の上に陶器製の壷が割れて、その破片が飛び散っていました」
「私はそれを見て、後ずさりしながら慌てて出て行った竹山の体が触れて倒してしまったのではないかと思いました」

③竹山財務事務官の検面調書
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「次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
「いきなり○○にカセットテープを体目がけて投げつけられてから、そのカセットテープが自分の体のすぐ後ろで割れた際の激しい音を聞き、その直後に○○にもの凄い形相で詰め寄ってこられるまでの一連の出来事で、私はひどい恐怖に襲われてしまい、思わずその場から逃げ出しました」
「逃げ出すといっても、○○に背中を向けて○○の姿を視界からはずしてしまっては○○に殴られてしまうという恐怖感がありましたから、私は、自分に詰め寄ってくる○○の姿を見ながら、その部屋のドアを開け、後ずさりしながら部屋から出て行きました」
「玄関まで出たところで、コートを抱えていた私の体の左側どこかが、何かにちょっと触れた感じがしたかと思った瞬間、玄関に置いてあった壷のようなものが倒れて割れてしまいました」

④私の検面調書
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「そのうち、何がきっかけだったか覚えていませんが、竹山さんは、体を半身にし、私の方を見ながら玄関に通じるドアを通って玄関の方に出ていきました」
「それで、私は、竹山さんの後を追って、玄関の方に向かいました」
「私が玄関に通じるドアの手前まで来たとき、玄関の方でガシャーンという音がしましたので、私は、何やったんだと言って走って玄関まで行くと、玄関の中に立っていた竹山さんの足下に壷が割れてその破片が散らばっていました」

カセットテープを投げた後、竹山財務事務官は、しばらく私と口論し、その後一瞬の隙を見計らい応接室から背中を見せて玄関の方へ立ち去った。

しかし、この辺の状況について、彼らは次のように述べている。
玄関の方へ立ち去った理由については、河地財務事務官は員面調書では、カセットテープを投げつけられ、
「竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
と言っているが、検面調書では、私が、竹山財務事務官に
「突進するような勢いでつかつかと接近」して行ったから、
「慌てて○○から逃げるように、体を半身の状態にして後ずさりながら部屋の出入り口から外に逃げていきました」
と供述している。
竹山財務事務官も検面調書で、
「すると、次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
「私はひどい恐怖に襲われてしまい、思わずその場から逃げ出しました」
「逃げ出すといっても、○○に背中を向けて○○の姿を視界からはずしてしまっては○○に殴られてしまうという恐怖感がありましたから、私は、自分に詰め寄ってくる○○の姿を見ながら、その部屋のドアを開け、後ずさりしながら部屋から出て行きました」
と供述している。

つまり、竹山、河地両財務事務官は、私が「つかつか」と接近して行ったから、「殴られる」と錯覚して、半身の状態で防御体制を取りながら、後ずさりするように出て行ったというのである。
そして、後ろ向きに応接室を出たところで、体が触れ、つぼを落として割ったと言っている。

この半身の状態で後ずさりして出て行った、というところが、本事件の山場である。
国税当局は、私に対して、
①古賀税務職員の違法な税務調査の事実を隠蔽し、
②その違法な税務調査への抗議を潰すため、更なる違法な税務調査で報復し、
③それらに関する請願等の抗議を一切無視し、
あまつさえ、
④名古屋中税務署の竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が、つぼを破損して否認逃走した上、それを放置した、
という犯罪行為を行っている。

①~③まではどうにでもごまかせるが、④に関しては民事訴訟まで提起されたので、この事実を潰すには、つぼ破損の事件そのものを正当化しなければならない。
そのため、カセットテープに怒りをぶつけた行為を奇貨として、事実を誇張、歪曲し、私を犯罪者にでっち上げてきたのである。

民事訴訟の答弁書で、つぼを割った行為を正当防衛だと主張してきたが、それは公判の直前に思いついた理由ではなく、国税当局にとっては、最初から訴訟対策として考えていたことに違いない。
そのためには、カセットテープを投げつけられただけでなく、殴りかかるように突進してきた事実が必要であり、しかも、それを防御するため半身の状態で後ずさりしたという事実が必要だったのだ。
そうすれば、つぼを割った行為も、正当防衛が成立し、国税当局には責任が及ばないという結論になる可能性もある。

①~④まででも、立派な犯罪行為というべきであるが、更に刑法の誣告罪(虚偽親告罪)を犯してでも、自分たちの責任逃れを図ろうとする。
権力を背景として犯罪行為を行うのは、暴力を背景として犯罪行為を行う暴力団と同じであり、安定した地位や収入が保証されている分、リスクを抱えてその日勝負で生きている不安定な暴力団より、はるかに、たちが悪いといわなければならない。


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証拠検討:6

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カセットテープを投げた後の、私の行動に関する供述について検討する。
名古屋中税務署の竹山孝、河地隆雄両財務事務官(特別国税調査官)は、次のように供述している。

①河地財務事務官の員面調書
Bulogu_099

「○○さんが投げたカセットテープは竹山さんがよけたため当たらず怪我をすることはありませんでした」
「しかし竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」

②河地財務事務官の検面調書
Bulogu_100

「○○は、竹山に向かってカセットテープを投げつけるやいなや、自分の立っていたところから竹山の立っていたところまで、突進するような勢いでつかつかと接近していきました」
「ただ、そのとき○○は、腕を振り上げたり、前に突き出したりといった動作はしていませんでしたので、○○が竹山に殴りかかろうとしたとか、つかみかかろうとしたとまでは言えないと思います」
「ですが、その直前にカセットテープを自分に向かって投げつけられていた竹山には、○○が自分に向かって突進してきたのがとても怖かったらしく、慌てて○○から逃げるように、体を半身の状態にして後ずさりながら部屋の出入り口から外に逃げていきました」

③竹山財務事務官の検面調書
Bulogu_101

「私がよけた後、カセットテープは、私の後方で何かに当たって割れたらしく、ガシャというもの凄く大きな音が聞こえました」
「すると、次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
「そのときの○○の顔は、私に対する怒りで顔色が青くなっており、口を噛みしめるようにしていましたので、私は、○○の私に対する怒りの激しさを感じ、このままでは○○に殴られると思いました」
「但し、このとき○○は私に殴りかかろうとして腕を振り上げたり、私の体に掴みかかろうとして腕を前に伸ばしたりしていたことはありませんでした」
「いきなり○○にカセットテープを体目がけて投げつけられてから、そのカセットテープが自分の体のすぐ後ろで割れた際の激しい音を聞き、その直後に○○にもの凄い形相で詰め寄ってこられるまでの一連の出来事で、私はひどい恐怖に襲われてしまい、思わずその場から逃げ出しました」

④私の検面調書
Bulogu_102

「私がそのようにして、カセットテープをパーテーションに投げつけた後も、竹山さんは、1,2分くらいの間、二重丸の位置に立っていました」
「私の方は、カセツトテープを投げた後、すぐに立ち上がったのか、少ししてから立ち上がったかは覚えていませんが、元のソファの所で立ち上がり、二重丸の位置に立っていた竹山さんとさらに言い合いをしました」
「そのとき、どのような言い合いをしたかはよく覚えていませんが、私は、嘘つき、いい加減な仕事ばっかやってなどと竹山さんに言ったような記憶があります」
「そのうち、何がきっかけだったか覚えていませんが、竹山さんは、体を半身にし、私の方を見ながら玄関に通じるドアを通って玄関の方に出て行きました」

カセットテープを投げた後、私と竹山財務事務官は、しばらく携帯電話の番号を教えた、教えてもらってないなどというやり取りで口論をしており、竹山財務事務官が応接室から玄関の方へ立ち去ったのは、その口論の後であった。
しかし、竹山、河地両財務事務官とも、カセットテープを投げた後の口論の事実については、供述していない。

河地財務事務官の員面調書では、
「竹山さんはびっくりして怖くなったのかうろたえて、事務所の玄関の方へ素早く逃げていきました」
と言っており、検面調書では、
「○○は、竹山に向かってカセットテープを投げつけるやいなや、自分の立っていたところから竹山の立っていたところまで、突進するような勢いでつかつかと接近していきました」
と言っている。
竹山財務事務官も検面調書で、
「すると、次の瞬間、○○がもの凄い形相をして私の方に向かってツカツカと詰め寄ってきました」
と言っている。
表現に多少の違いはあるものの、カセットテープを投げた後、すぐに私が竹山財務事務官に向かって行った、という趣旨の供述では二人は一致している。

但し、逮捕状には殴りかかろうとして向かって行ったというような表現があったように記憶しているが、証拠として提出してきた調書では、次のような供述になっている。
「ただ、そのとき○○は、腕を振り上げたり、前に突き出したりといった動作はしていませんでしたので、○○が竹山に殴りかかろうとしたとか、つかみかかろうとしたとまでは言えないと思います」(河地財務事務官の検面調書)
「但し、このとき○○は私に殴りかかろうとして腕を振り上げたり、私の体に掴みかかろうとして腕を前に伸ばしたりしていたことはありませんでした」(竹山財務事務官の検面調書)

竹山、河地両財務事務官は、被害届けや当初の調書では事実を誇張し、殴りかかってきたとか、掴みかかってきたとか言っていたものと思われる。そのように警察で言っていたから、検事調べでわざわざそのことに触れているのであろう。
それが、警察でのその供述をそのまま維持することに不都合が生じ、検事の誘導等で検面調書のような表現になったのに違いない。都合の悪い員面調書を証拠として提出してこなかったのは、そのことも理由の一つにあったのではないだろうか。

以上のように、カセットテープを投げた後は、しばらく口論があったのだが、この事実を否定し、次の私と竹山財務事務官の行動に関する事実をどのように演出するか、というところに、この事件の核心があった。

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証拠検討:5

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カセットテープのケースの破片が散らばった状況について検討する。
この点については、竹山孝財務事務官(特別国税調査官)は、検面調書で、
「右側に自分の体を傾けて、飛んできたカセットテープをよけましたので、幸いカセットテープは、私の体に当たりませんでした」
「私がよけた後、カセットテープは、私の後方で何かに当たって割れたらしく、ガシャというもの凄く大きな音が聞こえました」
と言うだけで、具体的な供述は全くない。

河地隆雄財務事務官(特別国税調査官)も員面調書では、
「○○さんが投げたカセットテープは竹山さんがよけたため当たらず怪我をすることはありませんでした」
と言うだけで、具体的な供述はないが、検面調書では次のように述べている。
「○○が投げたカセットテープは、バラバラになって飛んでいったようなことはなく、全部一体のまま飛んでいって、竹山の体には当たらず、そのすぐ左後方の床に落ちて粉々に割れ、ケースの破片がその辺に飛び散りました」
「ですが、私が見た限りでは、投げられた後のカセットテープの破片は、全てパーテーションの位置より後方にありましたので、カセットテープがパーテーションに当たったとしても、正面からパーテーションに当たったわけではなく、パーテーションのへりをかすめるようにして当たっただけだったと思います」

Bulogu_097

私の検面調書では、
「私がカセットテープを投げつけた際に狙った場所は、パーテーションの角辺りであり、実際にカセットテープが当たった場所は、パーテーションの真ん中より右側で、高さは床から80センチくらいでした」
「このパーテーションは高さ170センチくらい、幅10センチくらいのもので、表面にはクロスが貼ってありますが金属製ですので、カセツトテープが当たったときにはカシャーンという音がして、カセツトテープのケースがいくつかの破片に割れ、中のテープも芯棒が抜けてテープが伸びてしまいました」
となっている。
検面調書には、ケースの破片が散らばった状況についての説明はないが、ケースの破片が散らばった状況は写真に撮ってあるとおりであり、その写真は警察へ出頭した際に持参しているから所持品を調べてくれ、と検事調べのときに、私は言っている。

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ここで、検察が証拠として提出してきた写真撮影報告書と実況見分調書を照合する。
竹山、河地両財務事務官の指示説明により被害状況を再現し、写真撮影して調書にしたものであるが、平成16年1月27日撮影の写真撮影報告書と、平成16年2月23日撮影の実況見分調書では、投げつけられたカセットテープケースの破片が散らばった状況が異なっていることは、以前述べたとおりである。
前者は、竹山財務事務官の体の前方に模擬テープが散らばっているが、後者は、竹山財務事務官の体の左後方に散らばっている。
写真撮影による被害状況再現調書といっても、その内容は、竹山、河地両財務事務官の指示説明によるものであるから、前後で異なるということは、供述が変遷したことを物語っている。
なぜ、供述が変遷したのか。

Bulogu_096

右の図は、河地財務事務官の員面調書に添付されていた、私の事務所の見取り図である。
非常に不正確な図面であるが、この図によると、竹山財務事務官は、応接室を仕切っているパーテーションのへりとほぼ同じか、それより若干内側に立っている。
事件後4日目に作成された図面であるから、河地財務事務官にとっては、これがいちばん鮮明な記憶といえる。
同じ日に撮影された前記写真撮影報告書では、竹山財務事務官の体の前方に模擬テープが散らばっているから、当初、河地財務事務官は、投げつけられたカセットテープケースの破片は、竹山財務事務官の体の前方に散らばったと供述したものと思われる。

その後、私が撮影した現場写真と照合すると、いろいろ不都合が生じてきた。
竹山財務事務官がパーテーションのへりとほぼ同じか、それより若干内側に立っていて、カセットテープケースの破片がその体の前方に散らばったとするならば、カセットテープはパーテーションに当たったとしか説明できない。
パーテーションに当たったとなれば、竹山財務事務官を目掛けて投げたとする暴行の事実が崩れる。

そこで、
「竹山の体には当たらず、そのすぐ左後方の床に落ちて粉々に割れ、ケースの破片がその辺に飛び散りました」
「私が見た限りでは、投げられた後のカセットテープの破片は、全てパーテーションの位置より後方にありました」
という供述に変わっていったものと思われる。

また、被害状況を再現する実況見分を、実際の犯行現場ではなく、刑事課の広い宿直室で行ったのも、被疑事実を立証する上で、いろいろ支障が出てきたからであろう。

私の事務所の狭い応接室で行ったのでは、数本のカセツトテープを、どこにも当てずに投げつけることは至難のわざであることが判明する。2メートルくらいの至近距離から投げられたカセツトテープを、56歳の男が、はたして体をかわしてよけれるだろうか。
更に、私のいた場所から、竹山財務事務官めがけてテープを投げると、方向が斜めになる関係で、どこに当たっても、ケースの破片は彼の体の真後ろか、右後方に散らばり、左後方に散らばることなどありえないことも証明されてしまうからである。

私に有罪判決を下した伊藤新一郎裁判官の言葉を借りるならば、「竹山、河地両財務事務官の供述は、自己矛盾であったり、不自然不合理な点が多いため信用できず、彼らが虚偽の供述をしていることは、合理的な疑いを入れる余地なく認定できる」ということになるのではないだろうか。

国税、警察、検察は、このように、意図する目的のため無実の人間を罪に陥れんとして、情け容赦ないやり方で被疑事実を作り上げていくのである。

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