証人尋問:7(検察官の節操のない体質)

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竹山孝財務事務官(特別国税調査官)は、反対尋問で検面調書と異なる内容を供述したところが、数点あった。

応接室で写真撮影されたとき、どれぐらいの距離から撮影されたかということを、これまで数字で聞かれたことはないか、という質問に、
「数字で聞かれたことはありません」
と、答えたが、検面調書では、
「すると、○○は、突然カメラを取り出して、1メートル余りの至近距離から私の顔を、パシッ、パシッ、パシッというシャッター音をさせて3回ほど連続して写真に撮りました」
と、言っている。

投げられたカセットテープが割れた時の音について、どこの方向から音が聞こえてきたかということを、しゃべったことがあるかという質問に、
「どこの方向からということではしゃべったことはありません」
と、答えた。
しかし、検面調書では、
「私の後方で何かに当たって割れたらしく、ガシャッという物凄く大きな音が聞こえました」
と、言っている。

テープを投げて詰め寄ってきたときの私の顔色は、
「真っ赤になっとったように思いますけどね。すごい形相って、恐ろしいという感じの形相だったですが」
と、証言したが、検面調書では、
「そのときの○○の顔は、私に対する怒りで顔色が青くなっており、口を噛みしめるようにしていました」
と、述べている。

つぼを割ったことについて、私との間でやりとりはなかったか、という質問には、
「ありません」
と答え、
つぼを割った後、私に写真を撮られた覚えはないかという質問には、
「覚えはありません。もうそのままですから」
と、証言したが、検面調書では、
「私を追ってきた○○は、割った、割ったとわめきながら、割れた壺や私の姿などを写真に撮っていました」
と述べている。

私が応接室に持ってきたテープの本数について
「4,5本と確認しております」
と言い、これまで別の本数を話したことはないかという質問に、
「ありません」
と答えたが、検面調書では、
「○○は席に着くと、カセットテープレコーダーをテーブルの私の前に置き、カセットテープ5、6本は1本づつ積み重ねて、自分の座ったソファの右の肘掛の上に置きました」
「すると、その途端、○○は、物凄い形相になって激高し、ソファの肘掛に置いてあった5、6本のカセットテープを右手で上からいっぺんに鷲づかみするや否や、その手を右肩の上に振りかぶってオーバースローで私の体目がけてカセットテープを投げつけました」
と言っている。

Bulogu_164Bulogu_163 これら検面調書と異なる内容の証言で検察官が気付いたものは、後から再尋問を行い、誘導尋問を行って当たり前のように証言を直してしまった。

被告人の証言や、被告人側の証人の証言だと、単なる勘違いによる些細な間違いでも絶対に許さない。
証言を訂正しようものなら、供述の変遷で信用できないとか、偽証だとかいって大きな問題にする。

それが、検察側の証人の証言は、どのように変遷しようが、
「勘違いは誰にでもあることであり、些細なことである」
と、当然のごとく主張してくる。
そういった厚かましいさ、節操のなさを持ち合わせているのが検察官の体質である。

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証人尋問:6(記憶にない)

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竹山財務事務官(特別国税調査官)が、録音テープの質問の次に落ち着きがなかったのは、カセットテープを投げつけられた状況について質問されたときだった。

その質問に対する回答は、ほとんど記憶にない、というものだった。

Bulogu_157>投げられたテープは左側のどの辺を通ったか、定かではない。
>テープをわしづかみにした後、そのひじ掛の上にテープが残っていたかどうかは、全く見ていない。

Bulogu_158>テープは一塊になって飛んできたのか、ばらばらになって飛んできたのか、全然覚えていない。
>テープのケースの割れる音は聞いたが、その音がどの方向から聞こえたのかは、覚えがない。
>床に散らばったケースの破片の量についても、記憶がない。

Bulogu_159>何に当たって割れたのか、思ったこともなく、記憶もない。
>カセットケースの割れた破片の落ちていた場所についても、記憶ははっきりしていない。
>破片はあったが、どこに当たって割れたかということは、全く記憶がない。

Bulogu_160「当たって割れたのか、どこに当たったのかというのは、全然私記憶がありません」
と、竹山財務事務官は言うのである。

テープの本数やそれの置かれていた状況、テープを投げたときの私の顔色、投げた本数、投げ方等の細かい部分は詳細に答えているくせに、投げられた後は、体の左後方にケースの破片が散らばっていたのを一瞬見ただけで、後は何も記憶がないというのである。

嘘が発覚しない部分は詳細に答えるが、嘘がばれる部分は記憶がないという言葉で逃げている。
嘘をついているからこそ正確に答えられないのだということは、彼の落ち着きのない態度が何より如実に物語っていた。

その動揺した様子に見かねて、
「先ほど来、当たった場所については記憶がないと言って
おりますので、重複に当たります。異議ではありませんが」
と、検察官がついに助け舟を出してきた。

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証人尋問:5(狼狽)

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竹山孝財務事務官(特別国税調査官)の主尋問が終わり、反対尋問に入った。

検察官の主尋問では、事前に念入りな打合せが行われていたせいか、竹山財務事務官が、戸惑ったりうろたえたりするような場面はほとんど見られなかったが、反対尋問では、戸惑い、慌てふためく場面も何度かあった。
そのつど検察官が異議を申し述べたり、釈明を求めたりして助け舟を出していた。
また、検面調書と異なる内容を供述し、検察官が再尋問を行って、誘導のうえ訂正させた証言もあった。

竹山財務事務官の反対尋問は、A弁護士が担当した。
A弁護士は、年は若いが、音吐朗々として威風があった。

Bulogu_071_1 まず、当日の犯行状況を明確にするため、検察側の提出した(甲)証拠番号8添付の見取図を用いた。
応接ソファから立ち上がって移動し、足を止めて私と話をしたときの立ち位置を、当該見取図で具体的に特定させた。
当該見取図の実際の寸法が不正確なため、竹山財務事務官が特定した位置を、何の関係で覚えているのかも質問し、テーブルとの関係という答えも引き出した。

カセットテープが自分めがけて投げつけられたという証言の不自然さを、この立ち位置の証言をもとに、追及していくためである。

竹山財務事務官が検察官の主尋問で唯一狼狽したのは、電話の録音テープの内容に関する質問だった。

当初、被告弁護側は、証拠の出し方でずいぶん議論した。
証拠を事前に全部提出してしまっては、それを踏まえて矛盾のないように受け答えを準備するので、証人尋問の当日に提出した方がよいのではないか。その方が、予期せぬ質問に面食らった証人の動揺した態度から、裁判官の心証を、より引き付けるのではないか、という理由からである。

しかし、そのような奇をてらった戦法より、事前にあらゆる証拠を提出し、準備をさせた上で行った証言に対して矛盾を突いていくというやり方の方に、より信用性を置く裁判官の方が多かったというB弁護士の司法修習時の経験から、ある証拠はすべて事前に提出するという方法を取ったのである。

Bulogu_152_1Bulogu_156Bulogu_155_1
従って、電話の録音テープの内容に関する質問も、竹山財務事務官にすれば、事前に検察官と打合せずみの事項であり、うろたえるような質問ではなかったはずである。

Bulogu_149_3 それにもかかわらず、検察官の主尋問のときでさえ、何を言っているのかわからないような意味不明の非常に動揺した答えであった。質問した検察官が途中で言葉を止めて整理し、誘導して結論を出したほどである


事前に準備した主尋問でも動揺するほどだから、検察官の誘導で出した結論を反対尋問でも再度同じように述べただけであるにもかかわらず、視線に落ち着きがなく、そわそわしている様子が傍目にもはっきりわかった。




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証人尋問:4(偽証の共犯)

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私の公訴事実は、
<被告人は、平成16年1月23日午後2時25分ころ、名古屋市○○○○号室において、被告人の所得税等の調査に訪れた名古屋中税務署財務事務官竹山孝(当56年)に対し、「うそばっかつくな。」などと怒号しながら、その身体に向けて数本のカセットテープを投げつける暴行を加え、もって同財務事務官の職務の執行を妨害したものである。>
というものである。

この訴因の核心部分であるカセットテープを投げつけられた状況についての尋問が、まるで検察官と竹山財務事務官(特別国税調査官)とが示し合わせて偽証しているような内容だった。

私がカセットテープを投げたのは1本だけであり、パーティーションめがけて投げたのである。そして、カセットテープはパーティーションに当たって割れ、その破片はパーティーションの西横の応接ソファーの上部辺りに散らばった。
それを立証する証拠も提出している。当たった場所や破片の散らばった状況を当日に撮影しているので、その写真(ネガも)と、保存しておいたカセットテープの破片そのものを提出したのだ。

被告弁護側の主張に対して、検察側は、捏造が発覚しないよう事実の核心をわざと避けて尋問していた。

以下、実際の尋問内容。
・被告人が投げたカセットテープは1本だけだったということはないですか。
「それはありません」
・本数をはっきり覚えていますか。
「はっきりは覚えてませんが、1本ではないことは確かです」
・投げつけられたカセットテープですけれども、それはどこに落ちたかというのは見ましたか。
・「一瞬のことであって、私ははっきりは覚えてませんが、ちらっと私の左側のところに破片が散らばったということだけは記憶してます」
・証人の左側。
「はい」
・証人の体を基準にして自分よりも前ですか、後ろですか。
「私のちょっと後ろだったように思いますが」
・ということは、左の後ろの辺りということですか。
「そうですね、はい」
・被告人が証人に向かってカセットテープを投げたというのは確かなことなんですか。
「はい」
・被告人の右横には、このとき、パーティションがありましたね。
「はい」
・そのパーティションに向かって被告人が投げたということはないですか。
「ありません」
・そのパーティションにカセットテープが当たったところとかは見ていますか。
「そこは見てません」

カセットテープはパーティーションめがけて投げ、それに当たって、割れたケースの破片が、パーティーションの西横の応接ソファーの上部辺りに散らばったというのが、事実に基づく被告弁護側の主張である。
検察側がこの事実を否定するのなら、どこにめがけて投げ、どこに当たって、割れたケースの破片がどこに散らばったか、ということを立証すべきであろう。

竹山財務事務官めがけて投げ、ケースの破片が彼の左後方に散らばっていた、というだけで、肝心のカセットテープの当たった場所を特定しないのだ。
当たった場所を特定せず、どこに落ちたかとか、どこに散らばっていたとか言っているだけである。
ケースが割れて破片が散らばったのであれば、どこに当たって割れたかということを立証してこそ、パーティションにカセットテープが当たっていないということになるのではないか。
それを特定しないのは、特定できないからであり、現場の状況から当たった場所はパーティーション以外にはありえないということを、竹山財務事務官はもとより、検察官も確信していたからであろう。

いわば、二人は偽証罪の共犯である。
竹山財務事務官に偽証罪が成立することはもちろんであるが、この検察官も全く同罪であり、犯罪者である。
検察官は公訴権を独占している関係で、検察庁という組織ぐるみで行えば、犯罪を行っても法的に問題にされるようなことはない。
そういった強大な権力を背景にしているため、民を見下し、身勝手な組織の論理で往々にして、およそ正義とは程遠いあくどい犯罪行為を行っているのが検察の実態である。

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証人尋問:3(絶対です)

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検察官の主尋問で、竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が、戸惑ったりうろたえたりした場面は、ほとんど見られなかった。尋問の内容の大半が、検面調書どおりであり、事前に念入りな打合せが行われていたからだろう。

むしろ、虚勢を張り、自信を持って答えているかのように、「絶対」という言葉を何度も使っていたことが目についた。
電話の録音テープの、わかりましたという意味についての質問には、
「署長の前で説明するとか言うことは絶対言っていません」
と答えていた。
証人が三十数年財務事務官をやってきて、税務署長が個々の納税者に対する調査の際に、納税者と面会して話をするようなことを、見たり、経験したり、聞いたりしたことはありますか、という質問にも、
「それは絶対ありません」
と答えている。
投げつけられたカセットテープの正確な本数は、今お覚てますか、という質問には、
「正確な本数はお覚てませんが、たしか四、五本のようにには。1本では絶対にないです」
と、強調していた。
所得税の調査に行って写真撮影されるということはよくあることなんですか、という質問にも、
「いや、絶対ありません」
と答えていたのである。

「絶対」という言葉をやたら使う人間ほど、嘘つきで無責任な人間というのが、私の経験則になっているが、竹山財務事務官も御多分に漏れず、自信を持って答えた証言も、その後、都合が悪くなれば平気で翻したことでそれを証明していた。

また、検察官も節操がなく、真実を知っていながら、まるで竹山財務事務官と共謀して偽証するかのような尋問内容も多かった。
ことに、訴因の核心部分であるカセットテープを投げつけられた状況についての尋問に、そのことが顕著に現れていた。

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証人尋問:2(検察官の横柄な態度)

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証人尋問に先立って宣誓が行われた。
竹山孝財務事務官(特別国税調査官)が宣誓文を読み終えると、主尋問が開始された。
水野雄介検事が、用意してきたメモに沿って順次質問し、竹山財務事務官がそれに答えていった。

財務事務官に任官した年月の質問から始まって、税務調査の方法や内容、状況等についての質問がだらだらと続いた。
本事件との関連性の薄い内容の尋問に、時間を使いすぎているように見えた。

「もう少し、要点をしぼって質問してください。この調子では予定時間が足らなくなります」
はたして、伊藤新一郎裁判官が痺れを切らしたように注意した。
すると、驚いたことに水野検事は、
「予定時間内には、きちっと終わるようにしてあります。時間が足らなくなるのは、裁判官が遅れたからです!」
と、口答えするような言い方で反論した。
本日の公判に、伊藤裁判官は10分ほど遅れてやってきた。注意されたことに腹を立てたのか、水野検事は、その点を指摘したのである。

だが、これが、30歳前半の若い検事が、裁判官に対して取る態度だろうか。
仮にも、伊藤新一郎裁判官は、60歳近い年齢のベテラン判事である。名古屋地裁の刑事部長も勤めているのだ。

被告人はもちろん、弁護人も、裁判官には過敏なほど気を使い、わざわざ敵に回すような言動は極力慎むものだが、検察官にとっては、裁判官など全く眼中にないようだった。
一人の若い検事といえども、検察庁という強大な権力を持った組織の一員である。そういった権力を背景とする強固な立場が、そのような強気の態度を取らせるゆえんかもしれない。

自分たちが起訴した裁判の行方を左右する裁判官に対してさえこうだから、被告人がいくら真実を述べたところで、検察官の良心が揺らぐことなどありえなかった。


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証人尋問:1(法廷での再会)

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平成16年7月7日に第2回の刑事裁判が開廷された。
第1回の公判時には、法廷の傍聴席が国税関係者で埋め尽くされたが、その後、弁護人を通じて抗議した関係からか、この日は、私が原告となっている民事事件の被告国側の訟務官ら数人が傍聴に来ているだけだった。
静かな法廷である。

この日は、証人尋問が行われた。
この日行われた証人尋問は、検察側の請求した証人のうち、名古屋中税務署の竹山孝財務事務官(特別国税調査官)と、河地隆雄財務事務官(特別国税調査官)の2名に対してであった。
主尋問と反対尋問をあわせて5時間に及ぶ尋問である。

証人尋問は、1人ずつ行った。
竹山財務事務官から証人尋問を行い、その間、河地財務事務官は別室で待機するという方式である。
竹山財務事務官の尋問内容を聞いて、証言をすり合わせることを防止するためであるが、効果的にはさほど期待できない。
二人は同じ職場で働く同僚である。この日のために、だいたいのことは事前に打合せをして、話を合わせるようにしてあるはずだからである。

彼らと顔を合わせるのは、実に半年ぶりだった。
最初に、法廷に現れた竹山財務事務官は、意識的に私を避けているようであった。
被告席に座っている私の前に来て、証言台の席に着席したが、その間、私の方を、一切見ようとはしなかった。うつむき加減でそわそわし、落ち着きのない様子であった。

しかし、尋問が始まれば、さすがに非情な税務官吏を30数年間務めあげただけのことはあった。
ふてぶてしい態度で平然と嘘をつく有様は、税務調査時に見せた態度そのままであった。

長時間に及ぶ尋問を、じっと座ったまま聞いているのは、かなり苦痛である。
そして、彼らの証言がどれほど虚偽に富んだ内容であっても、この場では一言も異論を述べれないところに、被告人という立場の辛さがあった。


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